先日は私が漢方を入門からずっと学ばせてもらった薬日本堂のワンデーセミナーに
ブラッシュアップに行ってきました
漢方というと漢方薬って思う方がとても多いと思うのですが
漢方は鍼灸、按摩、薬膳、気功、養生などひっくるめて漢方なんですね❣
しかし今回はまさに漢方薬について学んできました❣
臨床クラスで漢方薬は学びましたが忘れていることもかなりあり・・・((+_+))
漢方薬って病院に行かなくても今やドラッグストアなどで簡単に手に入ります。
薬に対しての信頼感を得るために知識は持っておいた方がいいと思います。
人間は自然の一部であるということが漢方では基本的な考えです。
自然の恵みを生かす知恵が漢方にはびっしりと詰まっています。
漢方の考え方では薬も食物も一緒と考えられてきました。
毎日食べて人の心を健やかにするものは➡食材
辛い症状があるときに使うのが➡生薬 (まずいけど効く)
しかし昔の人はみなチャレンジャーだったんだなと思います。
効くかどうかわからない( ;∀;)、食べてお腹を壊すかどうかもわからないのによく食べてみたものだなと(笑)
しかしそのお蔭で漢方薬や身体にいい生薬などが発見されたのですから先人のチャレンジ精神に感謝ですね❕
生薬は植物の根、茎、葉っぱ、実、種、動物の骨、鉱物などが使われています。
身体のどこに効かせたいか、など組み合わせて生薬を選んでいきます。
日本では200種以上あると言われています。
今の自分には何が必要かを考えながら選んでいくことが大事です.
何種類かの生薬を組み合わせて漢方薬は作られているのですが皆それぞれに役割があるのです。
メインの役目をする生薬、メインを補佐する生薬、全体を調和させる生薬など、主役を引き立たせる脇役の役目も大きいのです。
そんな風に考えると面白いですね。
女性の不定愁訴に漢方薬はとても活躍します。
女性の悩みランキングでは20代の1位は月経トラブル 30代は不妊、40代は疲れ 50代は更年期障害
60代はダイエット、70代は便秘だそう!
年代によってさまざまなに悩みは違います。
疲れ・・・って病名じゃないですがまさに漢方の得意とする未病 です。
未病は身体が弱いところを通して出している何らかのサイン!
それに気づいて対処することで本当の病気になるのを防ぐことができるのです。
自分の身体の声に耳を傾けるってほんとに大事なんですよね
婦人科三姉妹と言われている漢方薬
①当帰芍薬散
②加味逍遥散
③桂枝茯苓丸
があります。
不調の対処の仕方として
主に、
①汗をかいて病邪を発散させる方法
②吐いて病邪を排除する方法
③排便として病邪を排除する方法
④調和して病邪を排除する方法
⑤温めることにより冷えを排除する方法
⑥冷やすことにより熱を排除する方法
⑦気血水を巡らせて病邪を排除する方法
⑧気血水の不足を補い活性化する方法
などがあります
それを当てはめると ザっくりですが
①の当帰芍薬散は冷え性で身体があまり丈夫でない人の血を増やし巡らせる薬です。
②の加味逍遥散は頑張りすぎてストレスがたまってイライラしている人の精神不安を取り除くために
詰まっている気を巡らせたり足りない血を補ったりするのに適しています。
③の桂枝茯苓丸は比較的体力があってさまざまな理由から血流が悪い人の血を巡らせるのに適しています。
とーーッてもざっくりですが❣
西洋医学では同じ病気には同じ薬ですが漢方では同じ病気でも同じ薬とは限りません
ですので自分の今の身体の状態を見て本当に必要か、納得した上で飲むことが大事です。
人任せにしないということですね!
飲み忘れたときはどうしたらいいですかとよく聞かれますが
思い出した時点で飲む!
そしてそこから次までにちゃんと時間をあけるといいそうです!
今は会社によって錠剤などがでているものもあり、一日二回でいいものもあり、随分と飲みやすくなりましたね。
それもご自分に合った方法を選ぶといいですね。
なんだかのご参考になれば・・・